世界的に離婚をする夫婦が増えていることが、社会問題になっています。
日本は現段階では、他の国よりも非常に離婚率が高いという状況ではありませんが、
それでも、戦後から離婚率は少しずつ上昇し続けています。
過去数年間では、1,000 人に対し2人の割合で離婚しているというデータが出ています。
日本では離婚に対して非常に悪いイメージがあり、
かつては離婚をした人は、人生の敗者であるかのような扱いを受けたこともありました。
しかし、実際に「離婚する」ということは、他者が考えるほど簡単なことではありません。
当事者でなければ理解できない原因や苦悩が、そこにはたくさん存在しています。
これを理解せずにして、離婚した人を「人生の敗者」として扱うのは
偏見以外の何ものでもありません。
離婚以外のことであれば、自分の過ちに気づいて新しい道を選ぶことを決意し、
一歩を踏み出すことに、エールを送る人も多いでしょう。
しかし、なぜか離婚に限っては、良いイメージを持たれないことが多いようです。
本書では、離婚によってもたらされるプラス面・マイナス面を明らかにし、
その解決策を具体的に説明することによって、
新しい人生を踏み出す人へエールを送りたいと考えています。
離婚をためらっている人、すでに離婚した人たちが、
よりよい人生を送ることができるよう、ぜひ本書を参考にしてください。