2025年7月15日時点
はじめに
株式投資で利益を上げるには、どの銘柄を選ぶかが非常に重要です。
この記事では、特定のテクニカル指標と条件を組み合わせることで、株価の「初動」を捉える可能性を秘めた銘柄群に焦点を当ててご紹介します。
ここで提供する情報は、あくまでご自身の投資判断をサポートするためであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
株価の「初動」を捉える4つの視点
今回は、以下の4つのテクニカル条件を組み合わせて、これから株価が動き出す可能性のある銘柄に注目します。これらの条件は過去のデータに基づいた分析であり、将来の株価を保証するものではないことをご理解ください。
1. 4線パーフェクトオーダー
これは、短期・中期・長期の移動平均線が、上から順に「短期線 > 中期線 > 長期線」と並んでいる状態を指します。多くの投資家が上昇トレンドと判断する形であり、株価が力強く上昇する可能性を示唆します。
2. 5MAが25MAに最接近後の乖離初動
短期移動平均線(5MA)が中期移動平均線(25MA)に一度接近した後、再び離れ始める「乖離初動」の状態にある銘柄に注目します。これは、一時的な調整や横ばいの期間を経て、再び上昇トレンドに転じる可能性を示唆することがあります。
3. 5MA乖離率 2.5%未満
現在の株価と5日移動平均線との乖離率が2.5%未満である銘柄を選びます。乖離率が低いということは、株価が5日移動平均線から大きくかけ離れておらず、過熱感が少ない状態と考えられます。これにより、急騰後の調整リスクが低い銘柄を選びやすくなります。
4. 前日比騰落 2.5%未満
前日からの株価の騰落率が2.5%未満である銘柄を条件とします。これにより、すでに大きく値上がりしている銘柄や、ボラティリティが非常に高い銘柄を除外。**比較的安定した値動きの中から、これから動き出す「初動」**を探ることを意図しています。
「初動」の兆候が見られる銘柄の例
上記の条件を満たした銘柄は、特定のテクニカルなサインを示しているため、ご自身の分析対象として検討する価値があるかもしれません。
以下に、条件を満たす可能性がある銘柄のチャート例を挙げます。
9401:TBS

9072:ニッコン

7972:イトーキ

6028:テクノプロ

投資判断の前に考慮すべきこと
これらの条件を満たしたからといって、必ず株価が上昇するわけではありません。投資は自己責任であり、最終的な投資判断は、ご自身で企業のファンダメンタルズ、市場全体の動向、ニュースなども総合的に考慮して行う必要があります。
特に、投資を検討される際には、以下の点にご注意ください。
- 配当権利落ち日: 配当権利落ち日を挟む期間は、株価が大きく変動する可能性があります。
- 経済イベント: 国内外の重要な経済指標の発表や金融政策に関する決定などは、市場全体や個別銘柄に影響を与えることがあります。
- 決算発表: 企業の決算発表は、その後の株価に大きな影響を及ぼす要因となります。発表日近くは、株価が不安定になる傾向があります。
これらの特定イベントの前後では、上記テクニカル指標が機能しにくい場合や、思わぬ値動きとなる場合がありますので、十分に確認してください。
免責事項
本記事で提供する情報は、情報提供のみを目的としており、特定の投資行動を勧誘するものではありません。投資には価格変動リスクが伴い、損失を被る可能性があります。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いません。投資判断は、必ずご自身の責任において行ってください。
最後に
テクニカル分析は、あくまで投資判断の一助となるツールの一つです。様々な情報を組み合わせ、ご自身の投資戦略を構築する上で、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
この情報がお役に立ちましたか? ご自身の投資戦略について、さらに深掘りしたいテーマがあれば、ぜひ教えてください。