●●さんのご家族へ
2019.9.10 ●● 療育病院
心理での追加の検査結果をご報告申し上げます。
◇ADHD-RS(実施日:2019年8月1日/お父さまの評定)
1. 不注意のサブスケール:6点
以下、「ときどきある」に相当
・「直接話しかけられたときに聴いていないように見える」
・「課題や活動に必要なものをなくしてしまう」
以下、「しばしばある」に相当
・「気が散りやすい」
・「日々の活動で忘れっぽい」
2.多動・衝動性のサブスケール:10点
以下、「ときどきある」に相当
・「静かに遊んだり余暇活動につくことができない」
・「他人を妨害したり邪魔をする」
以下、「しばしばある」に相当
・「質問が終わる前に出し抜けに答え始めてしまう」
以下、「非常にしばしばある」に相当
・「じっとしていない」
・「しゃべりすぎる」
(結果)
特徴的な症状に合致していますが、点数からは、不注意型ADHD、混合型、いずれの診断基準にも満たない結果でした。
(所見)
結果は先述したとおりではありますが、ご家庭での困り感が非常に強いことが伺えます。心理の場面 では多動や衝動は年齢相応にコントロールできているようにみうけられますが、状況理解においてややわかりにくさがあり、それが不注意に起因している可能性はあります。また、外では意識的に行動をコントロールできていても、ご家庭ではコントロールしきれていない可能性があります。 ご本人はいろいろな発達特徴を持ち合わせていると考えられますので、心理ではご本人の特徴を踏ま え、ご本人指導およびご家族支援を継続します。